講演会「宇宙を旅する『はやぶさ2』の道のり」
場所:8号館8101教室
時間: 12:00~13:30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の津田教授をお招きして2014年に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに到着・帰還するまでの苦労と挑戦を同プロジェクトマネージャの視点からお話いただきます。どなたでも気軽にご参加ください。
津田雄一(JAXA宇宙科学研究所教授・はやぶさ2拡張ミッションチーム長)
2003年東京大学大学院修了。博士(工学)。2003年JAXA宇宙科学研究所助教。2008-2009年、ミシガン大学およびコロラド大学ボルダー校客員研究員。
2015年JAXA宇宙科学研究所准教授。2020年同教授。
専門は、太陽系探査、宇宙工学、宇宙航行力学。
いまや世界中で作られている「キューブサット」と呼ばれる10cmサイズの超小型衛星を世界で初めて開発。はやぶさなどを打ち上げた「M-Vロケット」の開発、小惑星探査機「はやぶさ」の運用などに従事。またソーラーセイル宇宙船「イカロス」のサブチームリーダーとして世界初のソーラーセイル技術の実現へと導いた。小惑星探査機「はやぶさ2」の開発にあたってはプロジェクトエンジニアとして技術開発を指揮。2015年よりはやぶさ2のプロジェクトマネージャとして小惑星のサンプル採取と地球帰還を成功させた。
近著に『はやぶさ2 最強ミッションの真実』(NHK出版)、『はやぶさ2の宇宙大航海記』(宝島社)、『はやぶさ2のプロジェクトマネジャーはなぜ「無駄」を大切にしたのか?』(朝日新聞出版)。